


みんなの身のまわりにあるものを見まわしてみてください。ペットボトル、スーパーの袋、筆箱やボールペン…。実はそれ、ほとんどが「プラスチック」でできています。
便利でどこにでもあるプラスチック。
でも最近、「プラスチックごみが海をよごしている」ということがニュースになっています。
今回は、そんなプラスチックの正体を調べてみましょう!
プラスチックは、自然の中にはない「人工的な素材」です。
もともとは「石油」から作られていて、工場で形をかえていろんなものにされています。
たとえば、ペットボトルは「PET(ペット)」という種類のプラスチック。スーパーの袋やラップは「ポリエチレン」。ストローやボールペンの芯は「ポリプロピレン」です。
こう聞くと、ちょっと化学っぽくてむずしく感じるかもしれませんが、ポイントは2つ!
プラスチックは、熱を加えたときの性質で「熱可塑性(ねつかそせい)プラスチック」と「熱硬化性(ねつこうかせい)プラスチック」の2つに分けられます。
これは、熱を加えるとチョコレートのようにドロドロに溶けて、冷やすと固まるプラスチックです。また熱を加えれば、何度でも溶かして形を変えられます。
こちらは、熱を加えるとクッキーのように固まり、一度固まるともう熱では溶けません。硬くて熱に強いのが特徴です。
身の回りにあるプラスチック製品には、どの種類のプラスチックが使われているか、見分けるためのヒントがあります。
プラスチック製品には、リサイクルマークがついていることが多いです。このマークの中の数字やアルファベットで、どんなプラスチックが使われているか見分けられます。
同じプラスチックでも、作り方や形によって、手触りや性質が全然違います。
このように、プラスチックは私たちの暮らしのいろんな場所で、それぞれの得意なことを生かして活躍しています。
プラスチックは、軽くて、水にぬれても大丈夫で、こわれにくい。
それに、色も形も自由に変えられるから、とっても便利な素材です。
ただし、いいところばかりじゃありません。
「使い方」や「捨て方」をちゃんとしないと、地球にとって困ったものになってしまうのです。
近年、問題になっているのが「海のプラスチックごみ」。
風で飛ばされたり、川から流れたりして、たくさんのごみが海にたどりついてしまいます。
中には、ペットボトルやレジ袋など、大きなものもあるけど、波や光でこわれて小さなかけら(=マイクロプラスチック)になることも。
このマイクロプラスチックを、魚や鳥たちがエサとまちがえて食べてしまうと、それがやがて人間の食べ物にもつながってしまいます。
「自分が出したごみが、海の生きものを苦しめてしまうかもしれない」のです。
プラスチックをゼロにするのはむずかしいけど、減らす工夫なら今日からでもできます。
キーワードは「3R(スリーアール)」。
| リデュース(Reduce) | ムダなものは使わない | コンビニでもらうスプーン、本当に必要? |
|---|---|---|
| リユース(Reuse) | くりかえし使おう | 水筒やエコバッグを使ってみよう |
| リサイクル(Recycle) | 分けて捨てよう | ペットボトルはキャップとラベルをはずして分別 |
ほかにも、紙ストローを使ったり、マイ箸を持ち歩いたりすることもできます。
「小さなこと」でも、一人一人の行動が地球を守ることにつながっています。

プラスチックはとても便利な素材ですが、自然の中ではほとんど分解されないという大きな問題があります。たとえば、木や紙は数か月〜数年で土にもどります。でも、プラスチックは何十年、ものによっては100年以上も残ると言われています。
つまり、一度ポイっとすててしまったら、ずっと地球にのこり続けるんです。
家庭や学校、コンビニなどで出るプラスチックごみ。
ちゃんと分別されればリサイクルもされますが、すべてが再利用されているわけではありません。
一部のごみは、風にとばされて川や海に流れこみます。そして、海を流れるうちに「マイクロプラスチック」という小さなかけらになり、動物や鳥がエサとまちがえて食べる。それを人間が食べることで二gg年にも影響が出てしまいます。
このようにして、プラスチックごみは自然や生き物、そして人間のくらしにも悪い影響をあたえてしまうんです。

マイクロプラスチックとは、5ミリ以下の小さなプラスチック片のこと。
これらは魚や鳥の体に入ってしまい、食べ物の中に入り込むこともあるんです。
つまり、わたしたちがふだん食べるものにも影響があるかもしれない、というわけです。
とくにレジ袋、ストロー、ペットボトルのキャップなど、小さくて軽いものほど、海や自然に流れ出やすいんです。
プラスチックごみをへらすために、私たちにできることをまとめてみましょう。
プラスチックは、使い方しだいでとても役立つものです。
でも、使いすぎたり、すて方を間違えたりすると、自然や生き物をこまらせてしまうこともあります。
調べ学習を通してわかったこと――
「ちょっと気をつけるだけで、地球がよろこぶ行動ができる!」
身のまわりのことに目を向けて、今日から少しずつ行動を変えていきましょう。
それが、未来の地球を守る第一歩です。