


「平和」ってどんなことだと思いますか?「戦争がないこと」「けんかをしないこと」「安心してくらせること」……いろいろな答えがあると思います。
そんな「平和」について、深く考えるきっかけになるのが広島平和学習です。
今から約80年前、広島という町に、世界で初めて原子爆弾が落とされました。
それによって、たくさんの人の命がうばわれ、町は一瞬でこわされてしまいました。
そんな「問い」をもとに、広島の平和学習をはじめてみましょう。
原子爆弾は、ほんの数秒で町を消してしまうほどの、ものすごい爆弾です。
1945年8月6日、アメリカ軍が広島の上空で原爆をさく裂させました。
一発の原爆で、広島の町は火の海となり、十万人以上の人が亡くなりました。また、翌日以降も放射線(ほうしゃせん)の影響で、多くの人が病気になり、苦しみました。
でも、原爆についてくわしく知っている人は、まだまだ少ないかもしれません。どんなしくみで動くのか? なぜそんなに強いのか? どこに落とされたのか?を知ることから始めましょう。
「広島の街や人々は、原爆でどんな被害を受けたのか?」
→地図や写真、当時の記録から、事実をまとめてみよう。
原爆が落とされたとき、広島にいた人たちは、「被ばく者(ひばくしゃ)」とよばれています。
被ばくした人たちは、熱や放射線によって、体にやけどや病気を負いました。
中には、家族を一度に失った子どもたちもいます。
「なんでこんなことになったの?」という思いをかかえながら、生きてきた人たちがいます。
多くの被ばく者が、体験したことを文章や語りで伝えています。
それは、「二度とこんなことがあってはならない」という強い思いからです。
「被ばく者が伝えたいことは何か?」
→手記(体験の記録)や証言映像から感じたことをまとめてみよう。
広島には「原爆ドーム」や「平和記念公園」があります。
これは、原爆のこわさと平和のたいせつさを世界中に伝えるためにつくられました。
原爆ドームは、爆風にたおれずに残った建物で、今では世界遺産にもなっています。
平和記念資料館では、原爆の被害のようすや、当時使われていた品物を見ることができます。
世界の人々が広島を訪れ、「平和を守ろう」と考えるきっかけになっています。
「なぜ原爆ドームは世界遺産になったのか?」「平和記念公園のモニュメントにはどんな意味があるのか?」→現地に行けなくても、ホームページでくわしく学べます。
佐々木禎子(ささきさだこ)さんは、原爆が落ちたときに広島にいた女の子です。しばらくは元気に育っていたのですが、12歳のときに「白血病」という病気になり、亡くなってしまいました。
さだこさんは、病気が治るようにと、千羽の折りづるを折りつづけました。
「元気になりたい」「生きたい」──その願いが、折りづるにこめられていたのです。
さだこさんの思いは世界中の人たちの心に響き、今でも多くの折りづるが広島にとどけられています。
「折りづるが世界の平和のシンボルになった理由は?」
→『サダコと千羽づる』を読んだり、平和の子の像についても調べてみよう。
「むかしのこと」「遠い国のこと」と思うかもしれません。
でも、平和を守るためにできることは、今の私たちにもあります。
たとえば、調べたことをまとめて発表したり、感想文にしたり、家族と話し合ったりするのも立派な平和の行動です。折りづるを折る、絵をかく、詩を書く─どれも、心を動かすメッセージになります。
「新聞やポスターにして発表する」「千羽づるプロジェクトに参加する」
広島平和学習の参考になるサイトを紹介します。
このサイトでは、広島市が地球上で初めて原子爆弾が落とされたまちであることについて書かれています。さらに次のようなことも知ることができます。
広島市の平和学習に関するページです。下記のひろしま平和ノートが参考になります。