


小学5年生の社会科で必ず学習する「米作り」。
毎日食べている身近なお米ですが、いざ調べ学習のレポートや壁新聞にまとめようとすると、「何から調べればいいの?」「どんな項目を書けば完成するの?」と手が止まってしまう人も多いですよね。
この記事では、米作りの調べ学習で絶対に外せない「5つの項目」と、先生にほめられるまとめ方のコツを分かりやすく解説します!
記事の後半では、先生が向けにタブレットを使った調べ方の工夫も紹介していますので、ぜひ活用してください。
調べ学習は、最初に「何を調べるか(項目)」を決めてしまうとスムーズに進みます。
まずは、以下の5つの項目に沿って情報を集めてみましょう。
農家さんが1年間、どんな仕事をしているのかをカレンダーのようにまとめます。
| 春 | 種もみ(お米の種)をまいて苗(なえ)を育て、田んぼに植える「田植え」 |
|---|---|
| 夏 | 雑草を抜いたり、田んぼの水の量を調節したりする一番大変な時期 |
| 秋 | 実ったお米を収穫する「稲刈り(いねかり)」と、乾燥(かんそう) |

日本全国で、どこでお米がたくさん作られているのかを調べましょう。
新潟県、北海道、秋田県など、トップの都道府県を白地図に色塗りすると分かりやすいですよ。
また、お米の「品種(ひんしゅ:種類のこと)」を調べるのもおすすめです。
お米の種類ランキング全国1位はコシヒカリです。
日本で作られているお米のなんと約3割(30%)が、このコシヒカリなんです。
どうしてこんなに人気があるのでしょうか?一番の理由は、お米の強い「あまみ」と「もっちりとした粘り気(ねばりけ)」です。炊きたてのコシヒカリはピカピカとツヤがあり、かめばかむほど口の中に甘さが広がります。ハンバーグや焼き肉など、どんなおかずにも負けないおいしさがあるんですよ。
みなさんの家で毎日食べているお米は、何という種類ですか?今日の夜ごはんのときに、お家の人に「うちのお米の種類は何かな?」と聞いて、お米のあまみをじっくり味わってみてくださいね!

美味しいお米は、勝手に育つわけではありません。
| 工夫 | 良い土を作るための肥料(ひりょう)の研究や、水の管理 |
|---|---|
| 苦労 | 台風や日照り(雨が降らないこと)などの自然災害との戦い、害虫から稲を守ること |
農家さんの努力を知ることは、米作りの学習でとても大切なポイントです。

昔と比べて、今の日本人はお米を食べる量が減っています。
パンやパスタなど、色々なものを食べるようになったからです。
「お米を食べる量が減ると、日本の農業はどうなってしまうのか?(食料自給率の問題)」について調べると、とてもレベルの高いレポートになります。
これからの米作りがどう進化していくのかも調べてみましょう。
| スマート農業 | ドローンを使って農薬をまいたり、GPSで自動で動くトラクターを使ったりする最新の技術。 |
|---|---|
| SDGs(エスディージーズ) | 農薬を減らして、メダカやホタルなどの生き物と一緒に育てる環境にやさしいお米作り。 |
5つの項目について調べたら、いよいよノートや模造紙、スライドにまとめます。
読む人に「すごい!」と思わせる3つのコツを紹介します。
文字ばかりのレポートは読むのが大変です。
都道府県の収穫量(とれる量)は「日本地図」に色を塗ったり、お米の消費量が減っていることは「折れ線グラフ」で表したりしましょう。「米作りの1年」は、季節ごとのイラストを描くとパッと見て分かりやすくなります。
本やインターネットに書いてあることをそのまま写すだけでは、調べ学習とはいえません。
調べたことのあとに、「もし自分が農家さんだったら、夏の草むしりは大変だと思った」「これからはもっとお米を残さず食べようと思った」など、自分の考えや感想を必ず書きましょう。
情報をどこから調べたのかを書くのは、調べ学習の大切なルールです。
| 本の場合 | 本のタイトル、書いた人、出版社 |
|---|---|
| インターネットの場合 | サイトの名前、URL |
レポートの一番最後に「参考にしたもの」としてしっかり書き留めておきましょう。
ここからは、児童のサポートをする保護者の方や、授業を進行する先生方に向けたお役立ち情報です。
GIGAスクール構想で普及したタブレット端末を使ってグラフを作成する際、データの出典元として農林水産省の「子どものための農業教室」などの公式サイトを活用するよう促すのが効果的です。
「お米の消費量の変化」や「都道府県別の収穫量」など、児童向けに分かりやすくグラフ化された正確なデータが揃っています。公的なデータに触れさせることで、子どもたちの情報活用能力(データリテラシー)が大きく向上します。
米作りの調べ学習は、「1年の流れ」「産地と品種」「農家さんの苦労」「これからの農業」と、項目をしっかり分けることで、とても書きやすくなります。
身近なお米の裏側には、農家さんのたくさんの努力や最新のテクノロジーが隠されています。ぜひこの記事の項目を参考に、自分だけの素晴らしい米作りレポートを完成させてください!