


風を切ってスイスイ進む自転車。
友達の家へ遊びに行ったり、公園へ出かけたりするときに、とても便利な乗り物ですよね。
でも、スピードが出やすい自転車には、乗り方を間違えると大ケガをしてしまう危険があります。「自分は大丈夫」と思っていても、ルールを知らないと思わぬ事故につながってしまうかもしれません。
この記事では、絶対に覚えておきたい「自転車のルール」をわかりやすく解説します!
さらに、夏休みの自由研究や学校で描く「交通安全ポスター」で先生にほめられる、まとめ方のコツも紹介しています。ルールをしっかり学んで、安全で楽しい自転車ライフを送りましょう!
自転車のルールの前に、まずは「どうしてルールがあるのか」「自転車ってどんな乗り物なのか」を知っておきましょう。
自転車は便利ですが、車やオートバイと同じようにぶつかれば命にかかわる事故になります。
ルールがある一番の理由は、「あなた自身の命を守るため」です。そしてもう一つ、ぶつかって「歩いている人(お年寄りや小さな子ども)にケガをさせないため」でもあります。みんなが笑顔で道路を使えるように、ルールは作られているのです。
警察のおまわりさんたちが決めた、自転車に乗る人が絶対に守らなければいけない5つの大切なルールがあります。それを「自転車安全利用五則(ごそく)」と言います。
「少しむずかしい言葉だな」と思うかもしれませんが、安心してください。次の見出しで、小学生の皆さんが守るべき「5つの約束」として、わかりやすく翻訳して解説します!

自転車に乗るときに、必ず頭に入れておきたい基本のルールを「5つの約束」にまとめました。
今日からすぐに守りましょう。
自転車で転んでしまったとき、一番守らなければいけないのは「頭」です。
頭を強く打つと、命に関わる大ケガをしてしまいます。
「かぶるのがめんどくさい」「髪型が崩れる」と思うかもしれませんが、ヘルメットはあなたの命を守る大切なバリアです。自転車に乗るときは、あごひもをしっかり締めて、必ずヘルメットをかぶりましょう。
自転車は、歩行者(歩く人)ではなく「車のなかま(軽車両)」です。
そのため、道路を走るときは車と同じように「車道(車が走る道)の左側」を走るのが基本のルールです。右側を走ると、前から来る車とぶつかりそうになってとても危険(逆走:ぎゃくそう)なので、絶対にやめましょう。
「車のなかま」とはいえ、車道に車がたくさん走っていて危ないときや、小学生(13歳未満)の皆さんは、特別に「歩道(人が歩く道)」を自転車で走ることが許されています。
ただし、歩道はあくまで「歩く人が王様(優先)」です。歩道を走るときは、車道に近いほうを、すぐに止まれるゆっくりとしたスピードで走りましょう。ベルを「チリンチリン!」と鳴らして、歩く人をどかすのはマナー違反です。
自転車の事故が一番多く起きるのは、「交差点(道と道が交わる十字路など)」です。
「止まれ」の標識(ひょうしき)がある場所や、見通しの悪い曲がり角では、必ずブレーキをかけてピタッと止まりましょう。そして、「右よし!左よし!もう一度右よし!」と、車や人が来ていないか自分の目でしっかり確認してから進むのが約束です。
夕方になって暗くなってきたら、必ず自転車のライトをつけましょう(点灯)。
ライトをつけるのは、自分が前を見やすくするためだけではありません。「車を運転している人に、自分がここにいることを気づいてもらうため」という大切な役割があります。そして何より、暗くなる前に安全にお家に帰るのが一番の約束です。

「5つの約束」の次は、「これをやったら絶対にダメ!」という危険な乗り方を紹介します。
自転車の荷台に友達を乗せて走る「二人乗り」は、バランスを崩しやすくて大ケガのもとです。
また、友達とおしゃべりしながら道路に広がって走る「並進(へいしん)」も、後ろから来る車のジャマになり、とても危険なので法律で禁止されています。友達と走るときは、必ず1列になって走りましょう。
雨の日に、片手で傘をさしながら自転車を運転するのは絶対にやめましょう。
片手で運転するとフラフラしてバランスがとれませんし、急なブレーキもかけられません。また、傘で前が見えなくなってしまいます。雨の日に自転車に乗るときは、必ず「レインコート(カッパ)」を着るようにしてください。
スマートフォンの画面やゲーム機を見ながら、またはイヤホンで音楽を大音量で聴きながら自転車に乗る「ながら運転」。これは今、一番事故が多いとても危険な乗り方です。
画面を見ている間、あなたの自転車は「目をつぶって走っている」のと同じ状態です。絶対にやってはいけません。

自転車のルールがしっかりわかったら、それを夏休みの宿題や自由研究にまとめてみましょう。
先生や友達に「すごい!わかりやすいね」とほめられる3つのコツを紹介します。
交通安全ポスターを描くときは、「傘さし運転」や「スマホを見ながら運転している様子」を大きくイラストで描き、その上に赤色で大きな「×(バツ)」を描いてみましょう。
「これをやったらダメなんだな」ということが、ポスターを見た人に一目で伝わります。キャッチコピーに「スマホより 前見て走ろう 自転車も」など、五・七・五の標語を入れるのもおすすめです。
自由研究の調べ学習でおすすめなのが、「キケンマップ作り」です。
おうちの人と一緒に自分の家の周りや通学路を歩いてみて、「ここは車から見えにくいな」「ここの交差点はよく自転車が飛び出してくるぞ」という危険な場所を探します。それを手描きの地図に「赤色」でマークして理由を書けば、あなただけの素晴らしいオリジナルマップが完成します!
レポートやポスターの裏に文章を書くときは、本やインターネットに書いてあるルールをそのまま写すだけでなく、必ず「自分の約束(宣言)」を書きましょう。
「ルールを調べて、交差点が一番あぶないことがわかりました。だから私は、これから自転車に乗るときは『必ず止まって右・左・右を確認する』と約束します!」
このように、自分の言葉で目標を書くことが、最高の調べ学習になります。
「自転車の交通ルールや安全」に関する小学生向けの四択クイズを5問作成しました。
【正解】B:ブレーキ
解説:ブタハシャベルは安全点検の合い言葉です。ブはブレーキ、タはタイヤ、ハは反射材、シャは車体、ベルはベルを表しています。乗る前に必ずチェックしましょう。
【正解】B:左側
解説:自転車は車と同じ左側通行です。右側を走ると、走ってくる自動車やバイクと正面衝突する危険があるため、必ず道路の左側に寄って走りましょう。
【正解】A:13歳未満
解説:13歳未満の子どもや、70歳以上の高齢者、体の不自由な人は、安全のために歩道を走ることが許されています。ただし、歩道は歩行者が最優先なので、すぐに止まれるスピードで走りましょう。
【正解】B:左側から
解説:自転車の右側は、自動車やバイクがたくさん通る車道に近いためとても危ないです。安全のために、必ず歩道に近い「左側」から乗り降りしましょう。
【正解】A:ヘルメット
解説:自転車事故で亡くなった人の多くが、頭に大きなケガをしています。子どもも大人も、自分の命を守るために、自転車に乗るときは必ずあごひもをしっかり締めてヘルメットをかぶりましょう。
自転車は、自分の足だけでどこまでも行ける魔法のような乗り物です。
でも、その魔法を使うためには「ルールを守る」という責任がセットになっています。
この基本のルールを守るだけで、あなたも周りの人もずっと安全になります。
ポスターの描き方やキケンマップ作りのコツを使って、ぜひ自分だけの「自転車安全レポート」を作ってみてください。ルールをしっかり守って、これからも楽しく自転車でお出かけしましょう!