


家庭科の授業や夏休みの自由研究などでよく出る「五大栄養素(ごだいえいようそ)」という言葉。
「栄養が大切なのは知っているけど、なぜ5つに分かれているの?」「どんな食べ物に何の栄養があるのか覚えられない……」と悩んでしまう小学生も多いですよね。
この記事では、小学生の調べ学習や宿題をサポートする「調べるん」が、五大栄養素の正しい意味や食べ物の種類をわかりやすく解説します!
小学校の授業で習う「黄・赤・緑の3つの色」とのつながりや、毎日食べる「給食の献立表(こんだてひょう)」を使った栄養の調べ方、自由研究で先生にほめられる「まとめ方3つのコツ」も紹介します。この記事を読めば、楽しくて役に立つ自分だけのレポートがあっという間に作れますよ!
食べ物の種類や名前を覚える前に、まずは「なぜ人間の体には栄養素が必要なのか」という一番大切な理由から知っておきましょう。
私たちは、車と同じようにエネルギー(ガソリン)がないと動くことができません。走ったり、勉強したり、夜ぐっすり眠ったりするためには、食べ物からのエネルギーが絶対に必要です。
さらに、身長を伸ばしたり、筋肉や骨を強くしたりする「体の材料」も、すべて毎日の食べ物から作られています。私たちが生きていくために食べ物に含まれている大切な成分のこと、それを「栄養素(えいようそ)」と呼びます。
小学校では、食べ物の働きを「黄色・赤色・緑色」の3つの色(3色食品群)で分けることを習いますよね。実は、この3つの色をさらに細かく「5つのグループ」に分けたものが「五大栄養素」です!
| 3つの色(学校で習う分け方) | 五大栄養素(5つのグループ) | 体のなかでの主な働き |
|---|---|---|
| 黄色のグループ | 1.炭水化物(たんすいかぶつ)、2.脂質(ししつ) | 体を動かすエネルギー(力や熱)になる |
| 赤色のグループ | 3.たんぱく質、4.無機質(むきしつ/ミネラル) | 筋肉・骨・血液など体をつくる |
| 緑色のグループ | 5.ビタミン | 病気を防ぎ、体の調子を整える |
このように、3つの色とセットにして覚えると、五大栄養素がすっきり簡単に頭に入りますよ。
ここからは、5つの栄養素がそれぞれどんな食べ物に入っていて、体の中でどんな活躍をしているのかを紹介します。自分が好きな食べ物がどこに入るのか、探しながら読んでみましょう。
走ったり、考え事をしたりするときの「パワーのもと」になる栄養素です。
| 1.炭水化物(たんすいかぶつ) | ごはん、パン、うどん、パスタ、いも類(じゃがいも・さつまいも)など。体の中で素早くパワーに変わる、一番大切なエネルギー源です。 |
|---|---|
| 2.脂質(ししつ) | 油、バター、マヨネーズ、ナッツ類など。少しの量でもたくさんのエネルギーになり、体の熱を保つ役割もあります。 |
みんなの身長を伸ばし、強い筋肉や骨、歯を作る「体の材料」になる栄養素です。
| 3.たんぱく質 | 肉、魚、卵、牛乳、大豆(とうふ・納豆)など。筋肉や血液、髪の毛、ツメなど、体のあらゆる部分を作る一番の材料になります。 |
|---|---|
| 4.無機質(むきしつ/ミネラル) | 牛乳・チーズ(カルシウム)、海藻・小魚・ほうれん草(鉄)など。骨や歯をカチカチに丈夫にしたり、貧血(ひんけつ)を防いだりします。 |
他の栄養素がうまく働くようにサポートし、病気から体を守る「ガードマン」のような栄養素です。
| 5.ビタミン | 野菜(にんじん、ピーマン、トマトなど)、果物(みかん、いちごなど)、きのこ類。カゼのウイルスを追い払ったり、肌をきれいに保ったりして、体を元気に整えます。 |
|---|
五大栄養素のことを詳しく知りたいなら、学校で毎日もらっている「給食の献立表」が最高の生きた教材になります!
給食は、栄養士の先生が「みんなの体が健康に育つように」と、五大栄養素をバッチリ計算して作ってくれています。
献立表を手元に置いて、今日のメニューを5つのグループに分けてみましょう。
| コッペパン・じゃがいも | パワーになる!【炭水化物】 |
|---|---|
| 豚肉・牛乳・とうふ | 強い体を作る!【たんぱく質・無機質】 |
| キャベツ・にんじん・いちご | カゼを防ぐ!【ビタミン】 |
「ちゃんとお肉や野菜が組み合わされているんだ!」と気づくことが、素晴らしい調べ学習の第一歩です。
「お肉やごはんは好きだけど、野菜(ビタミン)は苦いから残しちゃおう……」としたら、体はどうなってしまうのでしょうか?
実は、どれか一つの栄養素が足りないと、他の栄養素もうまく働くことができません。車で例えると、ガソリン(炭水化物)や頑丈なボディ(たんぱく質)があっても、オイルやタイヤの空気(ビタミン・無機質)が足りないと走れないのと同じです。
野菜を残すとカゼをひきやすくなったり、疲れがとれなくなったりします。五大栄養素は「5つ全部をバランスよく食べること」で、初めて強い体を作ることができるのです。
五大栄養素の意味や食べ物が分かったら、いよいよレポートや自由研究にまとめてみましょう!先生や家族に「すごい!とても見やすく調べられているね!」とほめられる3つのコツを紹介します。
ただ本に書いてあることを写すのではなく、「自分の家で食べたメニュー」をテーマにすると、オリジナリティあふれる素晴らしい研究になります。
下のような「表」を作って、自分が食べたものを当てはめてみましょう。
【例:カレーライスとサラダの日の栄養チェック表】
| 五大栄養素のグループ | 使われていた食べ物 | 食べた感想・気づいたこと |
|---|---|---|
| 炭水化物(黄色) | ごはん、じゃがいも | パワーが出そうなものが2つも入っていた! |
| 脂質(黄色) | サラダのドレッシング、お肉の油 | 油も大切な栄養なんだと分かった。 |
| たんぱく質(赤色) | 豚肉 | お肉は筋肉の材料になるから残さず食べた。 |
| 無機質(赤色) | 牛乳(コップ1杯) | 骨を強くするためのカルシウムがバッチリ! |
| ビタミン(緑色) | にんじん、たまねぎ、きゅうり、トマト | 野菜が4種類も入っていてバランスが良い! |
文字ばかりのレポートは、読む人も疲れてしまいます。
表の中に食べ物の絵(イラスト)を色鉛筆で描いたり、晩ごはんに出た料理をスマートフォンやカメラで写真に撮って貼り付けたりしてみましょう。「黄色・赤色・緑色」のマーカーやシールを使って色分けするのも、パッと見てわかりやすくなるおすすめのテクニックです!
レポートの最後には、必ず「まとめ(自分の意見)」を書きましょう。
図書室の本やインターネットの文章をそのまま写すだけでは、良い自由研究とは言えません。
| 調べて分かったこと | 「大好きなカレーライスには、五大栄養素が全部バランスよく入っていることが分かっておもしろかった。」 |
|---|---|
| これからの目標 | 「これからは、カゼをひかない体を作るために、苦手なピーマン(ビタミン)も一口は必ず食べるようにしたい。」 |
このように「自分の発見」や「明日からの目標」が書かれていると、先生からの評価がぐーんとアップしますよ!
【答え】B:五大栄養素
【解説】私たちの体温を保ち、元気に活動し、健康に成長するために欠かせない5つの栄養素をまとめて五大栄養素と呼びます。
【答え】C:体を動かすエネルギー(力や熱)になる
【解説】黄色のグループは、五大栄養素のうち炭水化物や脂質のことで、私たちが勉強したり運動したり、元気に活動するためのエネルギー(力や熱)のもとになります。
【答え】D:炭水化物
【解説】炭水化物は、ごはん、パン、うどん、パスタ、いも類などに多く含まれています。体の中で素早くパワーに変わる、一番大切なエネルギー源です。
【答え】C:たんぱく質
【解説】たんぱく質は、肉、魚、卵、牛乳、大豆などに多く含まれています。私たちの筋肉、血液、髪の毛、ツメ、内臓など、体をつくる一番の材料になります。
【答え】A:無機質(ミネラル)
【解説】無機質(ミネラル)は、骨や歯をカチカチに丈夫にしたり、血液を作るもとになったりして体の調子を整えます。牛乳やチーズに含まれるカルシウムや、小魚やほうれん草に含まれる鉄などがその仲間です。
【答え】B:ビタミン
【解説】ビタミンは、野菜や果物、きのこ類にたくさん含まれています。他の栄養素が体の中でうまく働くようにサポートし、病気から体を守るガードマンのような役割をします。
【答え】C:脂質
【解説】脂質は、油、バター、マヨネーズなどに含まれています。少しの量でもたくさんのエネルギー(力)になり、体温(体の熱)を保つ役割もあります。
【答え】B:カゼをひきやすくなったり、疲れがとれなくなったりする
【解説】ビタミンが足りなくなると、他の栄養素もうまく働くことができなくなってしまいます。そのため、苦手な野菜を残してばかりいると、カゼをひきやすくなったり、疲れがとれなくなったりします
【答え】A:脂質
【解説】五大栄養素を楽しく覚えるためのゴロ合わせ「ダンスしたムービー」は、「ダンス」が炭水化物、「し」が脂質、「た」がたんぱく質、「ムー」が無機質、「ビー」がビタミンをそれぞれ表しています。
【答え】A:体温が上がらず、体や頭がうまく動かなくなる
【解説】朝ごはんを食べることで、寝ている間に下がった体温が上がり、脳や体に大切なエネルギーが送られます。朝ごはんを抜いてしまうと、体温が上がらず、脳の栄養であるブドウ糖も足りなくなって、頭がボーッとしたり、体がだるくて動かしにくくなったりしてしまいます。
「五大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・無機質・ビタミン)」は、私たちが元気に走り回り、健康に大きくなるために、一つも欠かしてはいけない大切な仲間たちです。
むずかしく考えすぎず、「今日の給食やお母さんの作ったごはんには、どの栄養素が入っているかな?」とゲーム感覚で探してみることから始めてみてください。
「3つの色」や「給食の献立表」を使ったまとめ方のコツを使って、ぜひあなただけの特別な五大栄養素レポートを完成させてください!